★速報!★【2023年最新版】言語聴覚士と他の医療従事者の国家試験合格率

言語聴覚士とは

こんにちは、言語聴覚士(ST)のトメトメです。

言語聴覚士の国家試験合格発表がありました!

言語聴覚士のたまごのみなさん、本当にお疲れ様でした。

合格したみなさん、おめでとうございます!これから一緒にトメと頑張りましょう!

不合格だったみなさん、トメは落ち込む必要なんてないと思います。

だって、この数年間頑張ってきたもの。

トメトメ
トメトメ

トメトメは頑張ってきたこと知ってるにゃ。

落ち込む必要なんてないにゃ。

落ち込む必要なんてない理由まとめてみました。試しに読んでみて下さい。

▼記事 国家試験落ちたからって気にしなくていい理由4選

以前の記事「言語聴覚士になるデメリット」にて言語聴覚士の合格率は2021年の合格率は69.4%と記載しました。

今回は2022年度(2023年2月)実施の合格率について解説していきます。

2~4年学校を出た学生が受けるにしては合格率が低いですね。 では今回は、各医療従事者の国家試験合格率についてみてみましょう。

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言語聴覚士(ST)の国家試験の合格率は?

速報!2023年(令和5年)の第25回言語聴覚士国家試験合格率は?

今年、2023年2月18日(土)に実施された第25回国家試験の合格発表が3月24日(金)に発表されました。

実施日合格率受験者数合格者数
2023年2月18日(土)67.4%2515人1696人
参照:厚生労働省 「第25回言語聴覚士国家試験合格発表について」 (外部リンクに飛びます)

去年よりもまた合格率がくっと下がりましたね。

言語聴覚士のトップ陣は「言語聴覚士を増やしていきたい」なんて表明しているけど、

本当にその気があるのか疑問が残ります。

では、過去の回と比較してみましょう。

2021年の国家試験の合格率

第23回言語聴覚士国家試験合格率は前回より 受験者数は2546名、合格者数は1766名の合格率は69.4%でした。

2022年の合格率

令和4年2月19日(土)に第24回言語聴覚士国家試験が行われました。令和4年3月25日に合格発表がされました。

今年の合格率は75.0%でした。受験者数は2593名、合格者数は1945名でした。

合格したみなさま、おめでとうございます。

過去23回の合格率

国家試験になった1999年からの合格率は下記のようになっています。

 実施した年合格率合格者数
第1回1999年 平成11年87.9%4003人
第2回2000年 平成12年42.4%664人
第3回2001年 平成13年49.1%936人
第4回2002年 平成14年53.8%1137人
第5回2003年 平成15年42%1027人
第6回2004年 平成16年68.2%1130人
第7回2005年 平成17年55.8%1012人
第8回2006年 平成18年62.4%1389人
第9回2007年 平成19年54.5%1266人
第10回2008年 平成20年69.5%1788人
第11回2009年 平成21年57.3%1344人
第12回2010年 平成22年64.8%1619人
第13回2011年 平成23年69.3%1645人
第14回2012年 平成24年62.3%1410人
第15回2013年 平成25年68.1%1621人
第16回2014年 平成26年74.1%1779人
第17回2015年 平成27年70.9%1776人
第18回2016年 平成28年67.6%1725人
第19回2017年 平成29年75.9%1951人
第20回2018年 平成30年79.3%2008人
第21回2019年 平成31年/令和元年68.9%1630人
第22回2020年 令和2年65.4%1626人
第23回2021年 令和3年69.4%1766人
第24回2022年 令和4年 2月実施75.0%1945人
第25回2023年 令和5年 2月実施67.4%1696人
回数実施した年合格率合格者数

過去3年で最も合格者数も合格率も低い結果となりました。

2~4年も専門の学校で勉強してきた人が受験している割に合格率が低いことが分かります。

第25回言語聴覚士国家試験の除外問題は?

今回の「採点除外等の扱いをした問題」は午前の92問目のみでした。

午前 92問目
難聴児の構文獲得で、STC(新版構文検査・小児版)における到達が遅いのはどれか。
 a.可逆文の語順
 b.非可逆単文の理解
 c.可逆文の助詞による理解
 d.可逆文の関係節文の理解
 e.可逆文の構文を含む動詞による理解

1:a,b  2:a,e  3:b,c  4:c,d  5:d,e

 

この問題は複数正答があったとして、複数正答として扱われます

他の医療従事者の合格率は?

他の医療従事者として、看護師(NS)さん・理学療法士(PT)さん・作業療法士(OT)さんの合格率を調べました。

看護師(ナース)の国家試験の合格率

医療従事者の代表、看護師さんの合格率は下記のようになっています。

合格率合格者数
第104回2015年 平成27年90.0%5万4871人
第105回2016年 平成28年89.4%5万5585人
第106回2017年 平成29年88.5%5万5367人
第107回2018年 平成30年91.0%5万8682人
第108回2019年 平成31年/令和元年89.3%5万6767人
第109回2020年 令和2年89.2%5万8513人
第110回2021年 令和3年90.4%5万9769人

合格率は高いですね。しかし、看護師さんは残念ながら離職率が高く、さらに必要度が高いため、毎年5~6万人合格しても足りないでしょう。

理学療法士(PT)の国家試験の合格率

同じリハビリスタッフの理学療法士はどうでしょうか。

 合格率合格者数
第52回2017 平成29年90.3%1万2388人
第53回2018 平成30年81.4%9885人
第54回2019 平成31年85.8%1万0809人
第55回2020 令和2年86.4%1万0608人
第56回2021 令和3年79.0%9434人

理学療法士も合格率が非常に高く、毎年80~90%と、ほとんどの人が合格している状態です。

毎年1万人もの合格者がでると、就職先・転職先が少なくなってしまう危険性があります。

トメトメ
トメトメ

たくさんPTが生まれるのはいいことだにゃ。

でも、PTひとりひとり的には転職が大変になるし、

いいことばかりじゃないにゃ。

ってことでこちらもご覧ください。

作業療法士(OT)の国家試験の合格率

同じくリハビリスタッフの作業療法士の国家試験合格率は下記のようになっています。

回数合格率合格者数
第51回2016年 平成28年87.6%5344人
第52回2017年 平成29年87.3%5007人
第53回2018年 平成30年76.2%4700人
第54回2019年 平成31年/令和元年71.3%4531人
第55回2020年 令和2年87.3%6352人
第56回2021年 令和3年81.3%4510人

作業療法士さんは合格率が80%台と高いですが、合格者数は理学療法士さんの半分程度です。

整形外科や脳神経外科、神経内科などの病院では半々とまではいかないものの、半分よりは多い人数が働いています。また、作業療法士さんは3職種で唯一、精神科でのリハビリテーションを行っており、精神科・心療内科での需要もあります。

そう考えると、将来的に作業療法士さんの人数があふれてしまう心配は少なそうですね。

まとめ

言語聴覚士は断トツで国家試験合格率が低いんだね…

トメトメ
トメトメ

国家試験の合格率が低いのは、実は悪いことばかりじゃないにゃ!

看護師・理学療法士・作業療法士の合格率と言語聴覚士の合格率は比較すると(比較しなくても)低いことがわかりましたね。 しかし、しっかり勉強すれば合格できます。

▼言語聴覚士(ST)の国家試験の合格率が低いワケがまるっと理解できる記事は下記から▼

記事 言語聴覚士の国家試験合格率が低い理由 3選

▼言語聴覚士(ST)の国家試験の合格率が低いけど…だからこそメリットがある!▼

記事 言語聴覚士の国家試験合格率が低いからこそのメリット5選

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