
こんにちは!
言語聴覚士のトメトメです!
今回は言語聴覚士になるための試験について解説していきます。
言語聴覚士とは
言語聴覚士とは
「食べる」「話す」「聞く」ことに対してのリハビリの専門家です。
言語聴覚士になるには国家試験という国が公式に行っている試験をクリアする必要があります。
言語聴覚士の資格を取得していないのに、
「言語聴覚士」や「ST」と名乗ることは犯罪になります!
言語聴覚士のお仕事についてはコチラの記事を読んでみてください。
言語聴覚士になるには・国家試験を受けるための受験資格
言語聴覚士になるには
国家試験に合格する必要がありますが、
だれでも国家試験に挑戦できるわけではありません。
指定された専門学校または大学にすすみ、
無事に卒業する見込みと学校に認められた最終学年の2月に試験を受けることになります。
学校では単位を取るためのテストや
実習をクリアする必要があります。

言語聴覚士の国家試験の日程
毎年2月の中旬に実施されます。
2025年は2月15日(土)に実施されます。
1年に1度しか実施されません。
そのため、国家試験に落ちてしまうと
次の年の2月まで受験することができません。
受験料
受験料は3万8400円です。
書類を受理したあとは返還されません。
2023年より4400円値上がりしました。
言語聴覚士の試験内容
試験科目
厚生労働省に記載されている公式な試験科目は下記の通りです。
- 基礎医学
- 臨床医学
- 臨床歯科医学
- 音声・言語・聴覚医学
- 心理学
- 音声・言語学
- 社会福祉・教育
- 言語聴覚障害総論
- 失語・高次脳機能障害学
- 言語発達障害学
- 発声発語・嚥下障害学
- 聴覚障害学
言語聴覚士の受験地
受験できる場所は日本全国で6都市8会場で行われます。

試験会場は大学やで実施されます。
12月下旬に厚生労働省が決めて、発表されます。
言語聴覚士の国家試験の難易度
医療業界では医師ほどではありませんが、
言語聴覚士の国家試験は難易度が高い、とされています。
毎年の合格率は60~70%と低めです。
一般の資格と違うのは
専門の学校で2~4年学んできている人が
受験しているにもかかわらず、
それでも、6割7割しか合格しない、ということです。
看護師の合格率はだいたい90%。
理学療法士や作業療法士も合格率は高く、
80%以上合格します。
だいたいの合格率 | |
言語聴覚士(ST) | 60~70% |
看護師(NS) | 90%以上 |
理学療法士(PT) | 80%以上 |
作業療法士(OT) | 80%程度 |
毎年の合格率を詳しく見たい人はコチラの記事もお読みください。
合格発表の時期・方法
毎年3月の末に厚生労働省のホームページに
自分の受験地と受験番号が発表されます。
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