こんにちは!
病院と訪問看護に働いたことのある言語聴覚士のトメトメが
「訪問看護ステーション/訪問看護事業所」に勤めるメリットを
解説します!
訪問看護に転職してよかったこと 1つ目:スタッフが職種の関係なく仲がいい
もしかしたら、上記のような
いや、うちの訪看(訪問看護)はそんなに仲良くない…
という方もいるかもしれませんが…
それは普通に転職した方がいいと思う…
- 理由1:いろいろな病院から転職してきているから
- 理由2:病院と違って看護師はリハビリの助けがないと働けないから
- 理由3:病院と違って命のリスクが比較的低いから
- 理由4:病院と違って看護師の働き方にゆとりがあるから
理由1:いろいろな病院から転職してきているから
そして、いろんな病院からきたスタッフが多いので、
最初から得意不得意があって当たり前の状況。
老健出身のリハスタッフは書類や介護保険について詳しかったり、
脳外出身、神経内科出身のリハスタッフは診てきた疾患が異なり、
それぞれアドバイスあげたり、もらったり。
わからないことはわからなくて当然。
病気って教科書だけではわからないことがたくさんあるので、
経験を積んできたスタッフのアドバイスを聞くのは
かなり自分のためになるので、横柄な態度はできません。
理由2:病院と違って看護師はリハビリの助けがないと働けないから
訪看でも看護師さんがあってのリハビリです。
病棟で働くと、看護師に患者さんの体調や調子を確認したり、
お願いする場面がたくさんあると思います。
もちろん訪看でも、
リハスタッフが看護師に調子や薬についての
相談をすることはたくさんあるにゃ!
しかし、訪看では看護師とリハスタッフお互いが週に1回程度の訪問のこともあるので、
逆に看護師さんに今週の体調をどうだったか聞かれることもありますし、
看護師の訪問中にリハビリを求められることもたくさんあるので、
この患者さんにはどんなリハビリを行えばいいか
アドバイスをする場面もたくさんあります。
上記にも書きましたが、
お互い助け合い精神で働かなきゃいけないので、
看護師は一概にリハスタッフに横柄な態度をとると
あとで自分の首をしめることになります。
理由3:病院と違って命のリスクが比較的低いから
理由4:病院と違って看護師の働き方にゆとりがあるから
基本的に訪問看護の看護師は病院の看護師より優しい!
ほんとうに天使!
たまーにヤバめの看護師もいるけど、
基本天使な看護師が多いにゃ!!
なぜなら、命のリスクが病院より低く、
病院のように看護師のやることがいっぱいいっぱいで常にピリピリ、イライラしている、
ということがなく、
落ち着いている看護師が多いのが現状です。
2つ目:知識がつく
上記で書いたように、
訪問看護事業所には、いろんな病院から転職してきたリハビリスタッフが集まります。
脳神経外科で役職がついていた大先輩や
言語聴覚士は少ないですが、理学療法士に多いのが、整形出身のスタッフなど
とにかくいろんな経験をしてきたスタッフが多いので、
トメは本当に勉強になりました。
ねぇねぇPTさん
今ちょっといいかにゃ?
はいよ!どした??
この利用者さん、昔大腿骨頸部骨折やったらしいんだけど…
これがああで、こうのほうがいいのかにゃ?
それはね、
こうこうこうだから、こうしたほうがいいよ!
また困ったらいつでも聞いておくれ
そうなんだ!勉強になりました…
ほんとにありがとにゃ!
ゆあ、うぇるかむ~
なんて、結構気軽にコミュニケーション取れたりします。
逆もしかりです。
現在は理学療法士(PT)と看護師のみが入っている患者さんでも、
介入に制限がある場合、
ST訓練をこんなのしてみたらいいよ、と相談に乗ることもたくさんありますし、
「もちずもたれず」
「餅は餅屋」
が両立している環境だと言えるでしょう。
3つ目:病院より給料が高い・インセンティブがつく
一般的に病院より給料が高くなります。
リハビリスタッフ・看護師ともに、新卒はどこかの病院に就職し、
経験を積んでから転職してくることが多いでしょう。
そのこともあってか、病院より給料が高いことが多いのが実情。
そして、
STはそもそも人数が少ないこともあってか、
STを探している訪看も多く、
こっそり特別なお給料で働いていることも多いらしいにゃ…
また、最近増えてきているのが、訪問数を多く回った人にプラスお金が支払われる【インセンティブ】の仕組みを利用している訪問看護も増えてきているらしいです。
4つ目:一人の時間が多い
自分の車でことあるごとに休憩しなければならないこともあります。
どういうことかというと、訪問看護はある程度決められたスケジュールに沿って
行動するので、待機時間もあります。
自分の好きな音楽やラジオを聴きながら移動できます。
(もちろん、交通事故には気を付けなければならないですが)
苦手なスタッフともあまり関わらなくていい時間を確保でき、
忙しければ、丸一日ほぼほぼ顔を合わせなくて済むことも多いのも嬉しかったりします。
5つ目:一般社会の社会人としての基礎知識を知れる
病院とは違い、訪問看護事業所は株式会社が運営していることも多くあります。
そして、外部の人と関わることも多く、
電話対応や名刺交換などしっかりレクチャーしてくれ、
そこを学べたのは正直トメ嬉しかった。
電話対応も最初は「コワい…」と
思っていたけど、やってみたら楽しかったにゃ!
びしっと電話対応できたり、びしっと名刺交換を自信をもってできるようになったのは、
訪問看護事業所に勤めたからこそ、できるようになったと思います。
それが、また一つ自己肯定感に繋がっている感じがして嬉しかったです。
6つ目:会議が少ない
これは地味だけど、本っ当に大きいメリットです!!
会議がすくない!
入退院のカンファレンスはないし、患者さんの家族に対するリハビリの途中経過の説明の場もない、
委員会もない!
正直トメはこれが一番嬉しいメリット。
たまーに大きい系列の訪看には委員会もあることもあるらしいので、
見学や面接の際に確認してみてくださいね。
訪問看護で働くうえで苦労も知っておきましょう。