【PT/OTも必見】言語聴覚士(ST)の訪問看護ステーションで働く苦労 10選

言語聴覚士向け

今回は自分が働いている訪問看護ステーションでの苦労をお知らせ致します。

言語聴覚士
言語聴覚士

転職したいけど、訪問看護ステーションってどうなんだろう

言語聴覚士
言語聴覚士

実際に働いたことがある人がいないから、不安だなぁ…

トメトメ
トメトメ

今回、トメトメが感じた・聞いた訪問看護ステーションでの

苦労10選を教えるにゃ!

転職の参考にしてほしいにゃ!

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苦労1:車の運転が大変

やはりもともと苦手だった人は事故を起こしてしまったり、苦手な運転と訪問リハビリを繰り返すことによって、疲弊してしまう人がいます。

ついでに自分は車の運転は苦にならないタイプなので問題ありません。むしろ楽しい。

自分の車を使っていたので、好きな音楽聞けるし、お菓子ジュース常備して、訪問と訪問の間の移動し、余った時間で本なり携帯いじれるし、控えめにいって最高だと思ってました。

しかし、運転が苦手な人からしたら、時間までに移動することも大変でしょう。

朝や夕方、また混んでいる道に出くわしてしまうと、急いで移動しなくてはならないこともしばしばです。

ついでに、一部の都心での訪問看護事業所では、訪問先と訪問先が近かいと、車ではなく自転車や徒歩で訪問することもあるようです。

転職サイトに登録している人は担当の人に相談してみるとよいかと思います。

苦労2:車のお金が結構かかる

社用車を貸してくれるところもありますが、自分の車を使わないといけない会社は、車のお金がかかります。

  • 車本体代
  • 車検代
  • タイヤ・ワイパーなどの消耗品
  • 保険代
  • 税金

ガソリン代は事業所から出ることが多く、キロあたりいくらでるのか、転職を検討している場合は確認しましょう。

車体貸付手当などが出る事業所もあるので、ぜひ確認してみましょう。

また、会社の車を借りて運転する場合は、事故を起こした場合や車を傷つけてしまった場合の管理は事業所ごとに違うので入社時に確実に確認しましょう。

苦労3:看護師など他職種と密に連携をとらなきゃいけない

看護師や理学療法士・作業療法士と密に連携をとらなければいけません。

病院では、言語聴覚士同士で専門的な会話することが多いと思います。

しかし、訪看では一人職場のことが多く、看護師や理学療法士、介護さんやケアマネさんなどに患者さんの症状について一から説明します。

また、家族がいる場合はコミュニケーションや食事介助方法などを説明しなくてはなりません。

理学療法士
理学療法士

唯一理解が高いであろう理学療法士でさえ、「整形外科出身で言語聴覚士さんと働いたことありません」なんてことも、たくさんあります。

なんせ、嚥下のエの字も知らない人に説明するので、大変かもしれません。

今の介護保険では、週に介入できる時間数も限られているので、看護に関節嚥下訓練を依頼したりしなければなりません。

苦労4:自分から仕事をとりに行かなきゃいけない

病院ではSTのリハビリオーダーは院内のドクターが出してくれていたと思いますが、

介護保険では、オーダーを出すのはケアマネさんです。

ところが、リハビリ出身のケアマネさんでなければ、リハビリの必要性に関しては判断が難しいため、こちらから、いろいろな居宅のケアマネさんにアピールしていくことが要となります。

今まで病院のリハビリ部に勤めていた自分にはない感覚でした。

「うちの事業所には言語聴覚士というリハビリスタッフがいます!」「言語聴覚士とはこういうお仕事です。」というのを理解してもらって、初めて言語聴覚士にオーダーが入るのです。

もちろんベテランのリハビリに精通しているケアマネさんであれば、オーダーを出してくれます。

しかし、あまりに訪問看護で働く言語聴覚士は少ないため、こちらからケアマネさんにアピールしていくことが必要です。

苦労5:介護保険を理解しなければならない

リハビリスタッフは、介護保険内で患者さんのサービス内容を取り決める仕事ではないので、ケアマネさんほど深く知る必要はありません。

しかし、訪問看護事業所からひとりで訪問し、患者さんや家族の人に「もう少しリハビリの時間を増やしたいんだけど…」などと相談されることが多い!

そのため、働く中で、少しずつでいいので、介護保険について勉強していくことになると思います。

訪問看護でリハビリを行うのは基本介護保険での請求となります。

(医療保険での訪問もあります。)

病院にいたときは医療保険で、外来でも入院でも医療事務さんが専門に請求について勉強していてくれたおかげで一切触れてこなかった人も多いと思います。

苦労6:【時には理学療法士や作業療法士にも!?】理解されない

訪問の仕事をしていて一番大変だったのは「言語聴覚士への認識のなさ」でした。

まず「言語聴覚士ってなにやってるの?」

知名度が低いだけでなく、ケアマネさんのなかでも言語聴覚士と働いたことがない・STがなんなのかわからない状態のケアマネさんもいるので、まず、仕事を理解してもらえるよう努力が必要でした。

自分は以前、「胃がんで全摘したのでSTさん、お願いします」とオーダーがきました。

??

ん?胃がん?

個人情報となるため、細かいことは書きませんが、要するに嚥下問題ないのかーい、とツッコミたくなりました。

まぁ、STなのでいろいろとやれることはやってきましたが、正直PTオーダーの方がいいと思うケースでした。

このように理解されていないことが多く、大病院でSTの先端として働いていたSTは肩透かしをくらうでしょう。

トメトメ
トメトメ

まずは周りのスタッフとコミュニケーションをとって、

理解してもらうところからスタートにゃ

苦労7:潔癖症の人はつらい

正直に言うと汚いおうち、あります

ほこりがたまっていたり、テーブルにゴミがわんさか置いてあったり、なんか床がべとべとしていたり…

ひどいうちだと、おそらく金魚が入っているだろう水槽がコケだらけで真っ暗…そしてなんかくさい。生きてる?と思い目を凝らしても分からない…

トメトメ
トメトメ

トメトメは潔癖症じゃないけど、

行くのつらいおうちがあったにゃ…

次のおうちに上がるのがかわいそうなので靴下を替えることもあります。

また、困ったもので、そういうおうちでお茶を出されて飲まなければならない時もありました。以前、手作りの薬草のお茶出されたのは、ほんっとにキツかった…

潔癖症のスタッフは事前に「僕潔癖症だから」と笑って拒否する強者も。

断る勇気も必要、されど信頼関係も大事です。

苦労8:トイレに困る

訪問件数にもよりますが、言語聴覚士のニーズが高かったり、売り込みがうまく行くと、「STさんがいるなら」と訪問件数がどんどん増え始めます。

そうすると何が困るかというと、休憩時間が取れないことです。

トメトメ
トメトメ

トメトメは

おトイレに2~3時間に1回行ければ十分なタイプだから

特に問題はなかったにゃ~

基本トイレは患者さんのうちで借りないように言われる事業所だと、トイレはコンビニなどのお店で借りることになるのですが、その時間が取れないことや、特に都心などではトイレを借りれる場所が限られるため、トイレに困るかもしれません。

苦労9:基本担当制で訪問するため、休みづらい

言語聴覚士
言語聴覚士

担当制なら休みづらい?

トメトメ
トメトメ

正直、休みにくいにゃ…

あなたの病院はどのくらい休み取りやすいですか?

訪問看護のリハビリは休み取りにくいです!

特に、自分や子供が熱出した、など急な理由で休みにくいです!

なぜなら、急に休む、となると、

出勤しているスタッフが、訪問予定だったすべてのご家庭または施設担当者に電話をし、了承を得ないといけないからです。

こうなると小さな子供がいるスタッフは働きにくいと思いました。

スタッフ
スタッフ

保育園児がいるから、急な休みが多いから

休みにくいわ…

ですが、事業所による、というのが大きいです。

トメトメ
トメトメ

病院より休みにくいけど、いい先輩たちばかりの事業所だったから、

休みやすかったにゃ~

人間関係がうまく行っている事業所は休みやすいですし、

ギスギスしているところはかなり休みにくい。

就職してみて、ギスギスしているなら、違う事業所に転職する方がいいです。

訪問看護事業所はたくさんあります。

そのほとんどが、STがいないことが多く、今求人がでていないところでも

電話で聞いてみると本当は必要としているところが多いです。

トメトメ
トメトメ

早めに逃げ出すことも大事にゃ

自分をいちばん大事にするにゃ

苦労10:コミュニケーション能力が必要

患者さん(利用者さん)のおうちに出入りするのですから、人間関係は密になってしまいます。特にリハビリスタッフは毎回1対1のリハビリを行うため、関係が密になります。

他のデイサービスなどの介護さんは代わるがわるスタッフが変わりますが、訪問スタッフは大きく変えないことが多いのです。

ただ、これに関しては人によります。

大変だと思う人もいれば、コミュニケーション能力が高い人はさほど大変じゃないかもしれません。

リハスタッフ
リハスタッフ

患者さんと距離が近すぎてつらい…

何を話せばいいかわからない

後輩でも距離の取り方がよくわからないと嘆いているスタッフがいました。

おそらく以前働いていた病院では、

入院から退院まで、もしくは、回復期にいる間のみ、など限られた期間の一日1時間リハビリだけ行う関係性であれば、問題なく過ごせていたと思います。

しかし、訪問看護では退院がありません。長く関係性が続くのもまた大変な理由の一つです。

~まとめ~

言語聴覚士が訪問看護ステーションで働く時の苦労10選をまとめました。

  1. 車の運転が大変
  2. 車のお金がかかる
  3. 看護師など他職種と密に連携をとらなきゃいけない
  4. 自分から仕事をとりに行かなきゃいけない
  5. 介護保険の勉強が必要
  6. 理解されない
  7. 潔癖症の人はつらい
  8. トイレに困る
  9. 休みづらい
  10. 患者との関係が密で大変
トメトメ
トメトメ

苦労は人によってあまり問題ないものも多いので、

一旦条件を、転職サイトで、見てみるといいにゃ!

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トメトメ
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言語聴覚士のトメトメです★

「言語聴覚士を増やす」「言語聴覚士のお仕事をサポートする」ことを目的としてサイト運営しています。

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